2023年1月24日火曜日

リジッドMTBのプーリーを小径化&ボールベアリング化

MTBのプーリーをガイド10T化&両プーリーベアリング化しました。干渉の問題があるため、テンションプーリーは11Tです。基本的にプーリーは小さいほどメカトラが少ないのですが、この話はあまり有名ではありませんし、ネット上にはほぼ情報が存在しないのではないかと思います。
私の書籍では解説していますので、気になる方は『超ロングライドのキホン』よりp37「超ロングライドにおけるメカトラ」をご参照ください。

サービスデータ
ガイドプーリー:BBBボールベアリング10T(スペーサーシマノ厚み小)
テンションプーリー:シマノセラミックベアリング11T※干渉するため10TはNG

レイダックも10Tに変更しました。こちらは両方10Tでも干渉しませんが、スペーサーに注意が必要でした。
尚、プーリー径変更時はチェーンの長さ変更およびBテンション調整が必要です。

サービスデータ
ガイドプーリー:BBBボールベアリング10T(スペーサーシマノ厚み大)
テンションプーリー:BBBボールボールベアリング10T(スペーサーシマノ厚み大)※干渉防止&ボルト長の関係で内側のみシマノ厚み小)



なぜかこういうものは人によって考えが二極化するものなのですが、例えばドライブトレーンは8速が耐久性あるとかフロントシングルがどうとか。言っていることは間違いではないのですが、着眼点が単純というか、捉え方が一面的すぎてもはや宗教化している感じがあります。
チェーンの耐久性は8段ですがチェーンラインそのものは10速のほうが優れていますし、本当に山を走る自転車なら12速くらいのギヤレシオは必要だったりするものです。カタログスペックや研究データはあくまで判断材料のひとつに過ぎないのです。
つまり様々な要素を知り用途に応じた適切な選択が必要なのですが、極端な信仰によってマーケティングが成り立っているのが現状です。
プーリーについてもそういう着眼点を持つ人が増えれば、「レースで使ってるから良い」とか「本当に良かったらレースでみんな使うはずだからこれは悪い」みたいな飛躍ではなく、メリットデメリットを弁えユーザーの目的に寄り添った健全なマーケティングも実現できるはずです。

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