2024年3月11日月曜日

前ハブへのサイクルコンピューター取り付け

レイダックにサイクルコンピューターを取り付けしたいのですが、この手のフレーム相手にあれこ付けると起こる問題として「ダサい」というのがあります。ライトやベルでさえ装着に悩まされますが、今回は優先の配線でも無線送信のゴツいスピードセンサーでも見た目の相性で萎えてしまうサイコン。そこで簡単な工夫をしてみます。

余り物(ガラクタ)でこんなマウントを作りました。使ったのは、
・ミノウラのエンド取り付け用ダボ穴
・ピラーカットした時の切れ端
・使わなかったバーテープ付属のエンドキャップ
・アクリル板の切れ端
・ボルト&ナット
です。エンドキャップは径が合っていないので、内部にビニールテープを巻いて合わせてあります。また、余った配線が片付けられるように内部は多少空洞にしています。

反対側はこんな感じです。筒を塞ぐ目的でアクリル板を円形に切り出して接着・塗装しています。そこに穴をあけてボルトを通しました。相手がアクリルのためそこまで高トルクにできず、緩むリスクがあります。そこで、外側にはナットを噛ませてナットと台座を規定トルクで締結し、緩み防止措置を行っています。

遊びでデザインを入れてみました。サイコンでほとんど隠れるのですが、タイラップや配線の黒い凹凸が目立つと嫌なので、それらのカモフラージュ目的です。

既製品で安物ならワンコインで買えてしまうのですが、目的があって自作しました。
写真を見ると、私の目線ではFハブが見えていません。つまり、ハブ軸より前へオフセットさせる必要があるのです。どうやってやろうかと一瞬考えましたが、幸いガラクタだけで作れました。
万が一マウントをぶつけても先に接着部分から折れると思いますんで、フレーム側に悪影響がないのも自作の利点でしょう。また、折れた後ももセンサーがフレーム側に付いていますんで、落下物として後続車に与えるリスクも少ないです。
ちなみに、今回使うサイコンはセンサーが台座から分離できるタイプなので、マウントをぶつけて折れたら折れたでセンサーを手で外して簡単に回収できます。万が一の破損時もライド自体に影響しないということです。

折れた後にホイールへの巻き込みリスクがある場合には、
①配線をサイコンより高い位置でフォークの外側に結ぶ
②センサーをフォークの内側か前側に設置して、配線は前側からコンピュータ本体に通す
③接着を介さず完全にボルトで固定にする
④そもそもワイヤレスにする
あたりが良いと思います。今回は②を採用します。

到着したサイクルコンピュータを、黒からシルバーにします。フォーク取り付けなので、なるべく目立たないようにしている訳です。

サイコン新品に付属しているテープだと、剥がす時にアルマイトを傷める可能性があります。スポンジやエプトシーラー等に貼り替えます。滑り止めとしては十分で、意図的に手で強く動かそうとしない限り、振動程度ではずれません。

取説はツールボトルの中に入れておきます。替えの電池を入れておいても良いのですが、LR44という割とどこでも手に入る電池ですし緊急性もないので、電池が切れたら買うとかでも良いと思います。

コンピュータ本体側もエプトシーラーで滑り止め処置をします。

筒の内側に薄いスポンジを貼り、そこに配線を突っ込みます。スポンジは、ビビリ音防止とエンドキャップの抜け防止を兼ねています。

コンピュータを取り付けたら、外の配線は配線用テープで留めて暴れないようにしておきます。

センサーの磁石は目立つのが嫌なので、小さなネオジム磁石をスポークに付けています。センサーとは2mm程度のクリアランスを保持したほうが反応が良いです。よく耳をすますとセンサーが中でカチカチと鳴っているので、接点式のセンサーかも知れません。

完成。

フリー側からの見た目はこんな感じ。

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