バックパックを背負うととにかく蒸れるこの季節、自転車での暑さ対策を紹介します。今回は、メッシュと扇風機の設置を行います。
まずは、ホームセンターのフラットバー(アルミなどは曲げ加工ができないのでNG)と百均のメッシュ(カー用品)をこのように加工します。フラットバーは曲げるだけです。欲しい隙間と角度になるようにフラットバーを曲げてください。
フラットバーが加工できたら、タイラップでメッシュとつなぎ合わせます。上は二箇所ずつハの字で留めて、下は一箇所留めます。
メッシュの縦のベルトは切断し、フラットバーと繋げます。写真上から、スポンジテープ・フラットバー・滑り止めテープ・ベルトの順になるようにします。これらをダブルクリップ4本で写真のように留めてしまいます。
※ダブルクリップにしておくことによって、メッシュが破れたときなどに交換が容易です
※スポンジテープは、自動車の内装用など硬めのものがよいです。
※ベルトは多少張りを持たせてください。
ダブルクリップが取り付けできたら、口を開くためのステンレスの取っ手は外してしまいましょう。ただし、メッシュ交換時には再度取り付けしなければならないので保管しておいてください。
必要に応じて、フラットバー上側にタイラップや紐などを通してください。カバンに固定する際に使います。バックパックの形状によって必要な処置は全く異なりますので、ケースバイケースで行います。
最後に、メッシュの外枠を曲げて背中にフィットするように微調整します。
背中から浮いているほど(メッシュが張っているほど)涼しいですが、段差でカバンが揺れます。背中に密着するほど(メッシュがたるんでいるほど)暑いですがカバンは揺れにくくなります。
用途に応じて調整してください。
なお、写真の指さしている箇所は非常に折れやすいため注意してください。メーカーによっても違いますが、この製品の場合はここが継ぎ目になっています。継ぎ目に力がかからないように曲げてください。
※バックパックの下端が腰に当たっていないと、バッグは極端に揺れやすくなります。当たっていても、メッシュの張りが強いと揺れやすい傾向になります。
フレームと結ぶとこのようになります。着脱容易にしたい場合は、タイラップではなくマジックテープ紐がよいです。また、扇風機の傷つき防止と揺れ軽減としてフレーム側にエプトシーラーやスポンジテープを貼るとよいです。
接着やボルトなど完全な一体化はおすすめしません。上体の動きはメッシュたわみと左右フレームのずれで吸収しますが、扇風機を完全に固定するとその負担が扇風機にかかってしまうからです。
どうしても扇風機を固定したい場合は左右フレームの間を橋渡しするフラットバー(メンバー)を入れてたわみを一切許容しない構造にする方法もありますが、体の動きが窮屈になったり、動かせてもバックパックがシビアに体の動きに追従したりします。それに重量も大きくなりますのでおすすめしません。
これで完成です。注意点として、過剰な期待はしないことです。空調服などもそうですが、汗をかいたときになるべく早く乾かして蒸れないようにするというのがこの装置の能力です。
あくまで蒸れによる暑さを防ぐだけなので、水分補給は今までと同量行ってください。
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