2023年6月4日日曜日

整備事例019 CX-5 エンジンチェックランプ

故障コードを検出していました。
「エアフロ回路低入力」
過去故障の場合、再現が困難なことがあります。しかし、その場合でも断定的な診断をせず理論的に特定することができます。
 
スナップショットデータ(故障時のデータ)を参照します。
故障コードのとおり、エンジン運転中にも関わらずエアフロ入力値が異様に低いです。

また、他の項目からも原因を絞り込むことができます。給気冷却器値が異常に低いです。ちなみに−40℃は最低値なので、0V状態を意味します。
回路の低入力検出であるとすると、PCM内に入力される分圧が0Vになるということなので、2U〜C配線とアース系統配線との線間ショート、またはエアフロ内部ショートが考えられます。
線間ショート、センサ不良について点検します。配線については過去故障なので整備書通りには点検できません。接続状態&運転状態で配線を揺さぶるなどして0Vになる瞬間がないか点検します。コネクタにも異常がないか点検します。
すべて問題なければエアフロ本体の故障です。

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