2023年1月11日水曜日

GIANT ESCAPEを仕立てる part3 機能性改良

前回(Part2.5)の試走を踏まえ、キャリアの剛性不足を解消するためにステーを追加しました。これで他のステーにかかるロール方向のモーメントを受け止められるようになり、前かごの安定性が抜群に上がりました。ハンドルを上げまくってしまえばこんなことをする必要はありませんが、ポジションの最適化と前かごの実用性を両立
することができました。

次に、ライトの取り付け台座を作成しました。これは、前輪クイックにライトを付けるための部品を流用したものです。そのままクイックにライトを取り付けるとタイヤと重なって影が落ちるため、夜間に死角ができるため不安全です。そのため、ここに取り付けを試みました。ライト位置はある程度高さがあるほうが自動車からの視認性もよくなります。
ちなみに、日本は左側通行なのでライトは必ず車体中央付近から左側のどこかに取り付けましょう。光源が自動車等から見えることは安全上非常に重要です。

ライト台座は、フロントエンドにダボ穴を追加する用の金具を介してキャリアに取り付けしました。取り付け角度が重要で、振動などで緩まないよう重力で金具が締まる方向に取り付けしなければなりません。
フロントシングル車に避けられないのがチェーン落ちの問題です。ナローワイドを使う方法もありますが、予算的な問題と市販品のデザイン的な好みもあります。
現状はフロントディレイラーをそのままチェーンデバイスとして利用していますが、外観があまり美しくない点とクリアランスが広くチェーンデバイスとしては不完全である点は無視できません。
走行中は問題なくても、運搬時や整備中に時々チェーン落ちが発生するので、走行中でも思いがけない振動や負荷で外れる可能性が否めません。
これらのことを踏まえ、市販品を少しだけ加工して効果的なチェーンデバイスに改良したいと思います。
ここからは次回、ドライブトレーンとリヤのドロヨケ振動について改良していきます。

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