2023年1月9日月曜日

GIANT ESCAPEを仕立てる part2 チューニング編

適当な余っている端材で試験的に簡易バッシュガードを作成しました。端材が小さく寸法も半端なのでとりあえず使ってみて、良さそうなら完成版を作るというような流れで計画してます。
ちなみにクランクはレイダックのお下がりをチェーンリングやギヤ比が合うように弄ったものです。GIANT純正クランクはQファクターがかなり広いです。私が使うのであれば良いですが、所有者の体格や乗り癖を鑑みると、走行中のみならず押し歩くときも使いづらそうに見えたのでこのあたり含めて改善されると思います。
ついでに、かなりの軽量化になって見た目もすっきりします。


新旧クランクを比較すると、Qファクターは如実に短くなっています。これが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、大げさにやってみて試走やポタリングなどに同行すれば、傾向は掴めると思います。チェーンラインは改善されているので、クランクは変えずQファクターだけペダルエクステンダーで戻すこともできますからね。
クランクアームは多少長くしています。登り坂に苦戦していたのはギヤ比ではなくクランクアーム長によるものではないかと推測しての判断です。クランクアームが短いため、上死点時に足首の屈曲が不十分だと思われます。よって、勾配負荷時に詰まったようなペダリングになっているというのが私の予想です。これは試すまでもなくうまくいくと思っています。

さて、肝心のタイヤ周りの干渉対策をやっていきます。
干渉そのものについては、カゴ下のキャリアステーを曲げ、Vブレーキ側にも細工をして解決しました。Vブレーキ台座にはかなりテコが効いているので、フォークは強度まみれの純正フォークからは交換しないほうが良いでしょう。

フェンダーについては各部調整だけでは満足いかなかったので、リヤフェンダーの取り付け箇所を一箇所増やしてきれいに収まるようにしています。振動によるフェンダー揺れは残っているので、このままだと数年後に破断しないか心配です。たぶん道が悪ければ破断します。そこも改良の余地がありますね。


フェンダー付属のステーは固定力皆無なので、一旦ホットボンドで隙間を埋めてみます。このままで良さそうなら化粧をするなどして見た目を良くするか、ボルトなどで強固に固定してしまおうという考えです。
ステムは調整し、ハンドル位置がほんの少しだけ高くなるように調整しました。手が痛いとのことでの対策です。実質的な問題はサドル高さの不足によりサドルの引きが足りないことだと思われますが、所有者が自転車に慣れるまでは恐怖感なく楽しめるように、サドルは足つきを優先するのが良いはずです。一旦はこれでいこうと思います。
もう一つ手が痛い要因であろうと思われるのは、ブレーキレバーが遠いことです。所有者本人もブレーキのかけにくさを気にしていたので、調整をすることにしました。
しかし、このブレーキレバーには調整機構が備わっていません。予備はあるのでレバー交換してもよいですが、実験も兼ねたいため間にゴムを噛ませました。調整するという目的はもちろんのこと、ゴムを噛ますことでブレーキリリース時のカチカチ音が消えるという変化があります。スポーツ用途ではないので静かな方がフィーリングが良いのではないかという予想です。
どう感じるか(あるいは特に変化を感じないか)は所有者本人が試乗してからのお楽しみというところですが、レバーを握ってもらった限りは良くなったとのことなので、これで試してみましょう。

ドライブトレーンがすっきりして美しくなると、今度はやたらとゴツゴツなリヤディレイラーが目立ちます。ここまでチューニングしたのであれば、ぜひ見た目も美しくしたいものですね。私のレイダックはリヤディレイラーを交換するつもりなので、そのお下がりを使うと良いかもしれません。 
お下がりといってもアルテグラなので変速性能は格段に向上するはずです。
さて、今回は全体のチューニングを推測で進めていきました。確実に良くはなっているはずですが、所有者にどんどんダメ出しをしてもらってさらなる改良をしていきます。
加えて、外観が美しく見えるように各部仮付け箇所の仕上げをしつつ、必要ならチェーンガードの作成にも取り組んでみようという計画です。
それではまた、part3で続きをお楽しみに。ご覧いただきありがとうございます。

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