2022年12月28日水曜日

【PC事例001】DDR4メモリ交換時の留意点

DDR4メモリ交換または増設時の注意点などについてまとめます。パソコン工房で展示用の保証なし開封品(新品)がめちゃ安かったので買いました。
※購入時はマザーボードとの互換性を確かめましょう。取説やメーカーHPの仕様表から確認できます。

まずは、起動後の不具合を防ぐために、UFEIはOCツールを開きます。
メモリスピードは2666MHzに設定されていますね(説明のためにわざとやりました)。今回増設するメモリはDDR4-3200なので、この値はメモリと同じかそれ以下であればOKです。ただし、数値は大きい方が性能が高いということになります。
どこまで上げられるかはBIOS側に依存しています。つまり上げたければBIOSのアップデート(なければマザボ買い替え)が必要です。

メモリはしっかり24GB認識されていますね。破損などはないようです。
今回はわざと間違い箇所を用意しているので、それを正していきましょう。
他に元々刺さっていた4GBのメモリがありますが、こちらは本来DDR4-2400のはずです。2666で動かすのはまずいですから、正しい値に直します。(デフォルトはオート設定ですが、以前に手動で設定した場合はこういうことが起こります。)

DRAMタイミング設定から周波数の設定ができます。 

他銘柄のメモリを併用する場合は、必ず低い方に合わせましょう。このあたりの設定はOCメモリかネイティブメモリかで変わってきますので、わからなければ同銘柄で揃えるのが無難です。最初から複数枚で販売している場合は、複数枚装着している際の不具合も保証がききます。

2400に設定できていることが確認できたら、変更を保存して終了します。

余談ですが、メモリスロットはデュアルチャンネルやクアッドチャンネルなどといだたものに対応している場合があります。デュアルチャンネルとは、同一のメモリを二枚一組にすることで高速化できる技術です。
マザーボードの取扱説明書にはデュアルチャンネルに関して優先順位や注意事項が記載されているので、熟読しておきましょう。

たとえばこの場合、DDR4-3200メモリでPC側は2666に設定されていますので、基本的には普通に動きます。しかし、デュアルチャンネルという観点からは損をしています。
実は、説明書の取り付け指示通りでないため、シングルチャンネルとして認識されています。メモリはデュアルチャンネルで作動させたほうが処理速度で優れているので、購入時は注意したいものです。

正しく取り付けるのであれば、優先順位がとデュアルチャンネル対応となる配置にしましょう。これならデュアルチャンネルで認識していますね。

このような配置の場合、A1とB1という風に別銘柄同士でデュアルチャンネルを組んでしまっています。こういう配置はトラブルの原因になるので避けたほうがよいです。

最後に、その他の注意点についてまとめます。
①マザーボード周辺を触る場合は、電源を切ってコンセントを抜いてからしばらく放置する。また、静電気や時計用のボタン電池の落下は一発で機器を破損させるので十分注意する。
②スロットは取り付け前にエアブローで清掃し、正しい手順で奥まで挿入する。
③別銘柄のメモリ同士の相性不良や、メモリとPCの相性不良があるため、基本的にはメモリとマザーボード各々が推奨する取り付けを遵守し、それでも相性が悪い場合のために保証に加入しておく。

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