2022年12月20日火曜日

銀輪事例011 DEOREの変速機が不調【シマノ】

デオーレのリヤ用変速レバーが調子悪いです。リリース側は正常ですが、プル側が押しても空振りする現象が起きます。最近は頻度が上がってきました。

最近は自転車なんかやってられるかというくらい多忙なのですが、ものが必要なので適当な新品を代替品として取り付け、壊れた方はとりあえず分解して原因を探してみます。直ったらヤフオクで売りましょうかね。あるいはストックでおいておくか。

部品を外します。

新品を戻して作業完了。

古い方は、分解してすぐに原因がわかりました。このレバーは、画面右に写っているツメが中央のギヤに噛んで変速する構造なのですが、入っているグリスが硬いために冬季に動きが渋くなってツメが動かず空振りしてしまうということです。中古で買ったものだっあので、前の所有者がメンテナンスとしてやってくれていたのでしょう。
中古品を買ったときは一旦オーバーホールするべきでしたね。これは私のミスです。
不必要に新品を買いましたが、何かが壊れたわけではないのでよかったという事にして、ひとまず処置します。

清掃後に、柔らかめのグリス(機械油などのオイルっぽいものが良い。スプレーグリスではまだ硬い)を流し込みます。浸透性があれば少量でよいですが、ここは定期的に分解清掃することでガタが出ず長持ちします。
最後に、ジップロックに入れて冷凍庫で低温にし、それでも作動が正常か確認して修理完了です。なお、低温にさらした場合は結露しますので注意してください。

PS
今回分解したシフトレバーはSL-M610という型番のデオーレなのですが、調べてもあまり国内には情報がありません。私はパーツマニアなので詳しくないのですが、生産期間が短かったとかそんな感じなのでしょうか。

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