職場で使っているエアインパクトおよび電動インパクトを紹介します。
エアインパクトはsignetの65331と呼ばれるもので、主に乗用車や小型トラックの足回りなど高トルクのボルトに使用しています。
このエアインパクトは軽量でトルクが高いということは有名な話ですが、私が重宝しているのは初速の高さ、すなわち一発目の打撃から強いという点です。
また、左回しでは自動的にハイパワーになるため、取り回しの良さと相まって作業効率は非常に高いです。
電動インパクトはHiKOKI製のWR36DCを使用しています。本来は木工用ですが、自動的に最適な性能を有していますので、あえて選択しています。作業性の良いエアツールがありながら、あえて電動インパクトも併用しているのは理由があります。
まずは、この電動インパクトは36Vバッテリーで作動しており弱点のトルク不足を補っております。スペック上同じであっても、電圧が高いというのは余力をもって使用できるため、バッテリーの持ちがよくスタッドレス交換時期でも丸二日はバッテリーが持ちます。
また、コードレスであるため、エアホースをブレーキフルード交換など他の用途に使用していても作業を同時進行できるため無駄なく動けます。使用中にエアホースがボディに当たってスレになる心配もなく、他の作業者の応援など融通がきくためホイールナット等はほとんど全て電動を使用します。初速の立ち上がりはモーターが大きいぶんゆっくりなので、これはむしろホイールナットなどオーバートルクを回避して「くまでトルクレンチで規定値に持っていく」という状態を容易に作り出せます。インパクトで締めすぎて、トルクレンチを掛けても全くナットが回らないなんてみっともないことをしていてはプロ失格ですからね。スペック上のトルクが全てではないということです。
また、この工具は12.7sqであるため、反動や締めつけ感などの感覚がエアインパクトとあまり変わらず工具も併用できるため、この点も非常に素晴らしいです。
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