前に問題視していたヘッドが緩んできたので再度点検。
原因はすぐにわかりました。舌付きワッシャーと呼ばれる部品が掛かるところがフォーク側にあるのですが、フォーク側が完全に負けていました。なんとバカな話。
私は学生時代、城東ワンダーウォーゲル号(モスキートセブン)を2台所有していました。こいつのヘッドパーツは2台とも構造は違えど、上のロックナットを回すだけで玉あたりを維持したまま綺麗に締めることができました。うち1台はタンゲ製ですが、もはやワン側に工具をかける構造にさえなっていません。想像つきますかね?
ヘッドパーツの構造・舌付ワッシャーの精度と強度・そして何よりフォークコラムの材料。これらの地道な積み重ねの賜物です。これこそが本当の日本の技術。
私は1インチアルミフォークを今回初めて自分で運用しましたが、呆れました。剛性は低いしヘッドパーツは合わせナットの締め付け力で誤魔化すだけの構造です。(しかもこのレイダックはアホなことに特殊工具でしか回せないので、一般人はみな気合いで締めるしかない)
なぜこんなものが市販品としてOKなのかは謎ですが、まあこの時代のマスプロはこんなもんでしょう。古いものは良いなんていう幻想はよくありません。マニアは絶対にそういうことを言いたがらないですけどね。
というわけで、今回は舌付ワッシャーのクリアランスを徹底的に詰めて舌をなるべくフォークに噛ませ、組んでからまたもや合いマークで様子見します。どのみちフォークに関してはそのうちクロモリにするのが目に見えますので、純正フォークは実験台ですね。なんというか、ブリヂストンの自転車は今も昔も消費者をナメてますね。
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