2023年5月31日水曜日

ニホンアマガエルの飼育

夜行性なので夕方から晩に餌やりをすると食いついてくれる。
ネットの記述とは異なり、ケージに慣れたら初日でも固形のフードを食べてくれる。生き餌ももちろん食べるが、甲虫類やコオロギの脚など、内臓を傷つけやすいものを避ける。
自分より小さい動くものを餌と認識するらしいが、アマガエルは当てはまらないように思う。自分より大きなガガンボでも食べたし初日からレオパフードを食べたので、もっと合理的に判断をしているはず。
頭の大きさ以上にエサをあげてはいけない(脱腸のリスクあり)と記述あったが、うちの個体はお腹が満たされたら食べなくなる。
お腹が空くと動きが活発になるので、よく見てあげる。お腹の不調を起こさないよう、毎日少しずつ餌をあげる。

環境
タオルなどの目隠しで昼夜を再現してみる。必要性は不明だが、夜は人の動きがストレスにならないようにしてやることにした。
環境に慣れたらそこまで隠れようとはしない。紫外線はなるべく避ける。
樹上性なのでケージは高さがあったほうがよい。また、木の葉や枝の上で落ち着くようなので、登り木などを入れてやるのが良い。
二箇所以上扉があると手入れしやすい。
多頭飼いできるが、求愛でストレスになっている個体がいないかは要注意。
ケージは25℃くらいに保てばよい。爬虫類と同じくらいの環境でよいが、乾燥しないよう底に水を張るなどする。
土は湿度を保てるもので掃除が容易であればよい。腐葉土がベストというが、根拠は不明。常温ではおそらく潜らない(念のため土を多めにして要観察)ので、少量でもよい。ただし、細かい砂だと生体の体に付着してしまう。

健康
お腹が弱いのでフンの状態には注意する。ケージは清潔に保つ。底の水や土は定期的に入替えてやる。体が小さく餌の頻度が高いため、痩せ状態などはよく見ておく。
霧吹きはできるならしてあげる。両生類なので水はかかってもよい。

脱皮
まだ実際に見たことはないが、手で掻くような仕草があれば脱皮らしい。(要観察)

ハンドリング
できない。人間の体温で火傷するらしいが、真偽は不明。野生で手で捕まえた個体が弱った例は見たことがない。弱る場合は単に捕まえ方が下手なのかも。ただ、長時間触っていると単純に不適切な環境にいるのと同じになるため避ける。たぶん手でエサをあげるくらいは問題ないが、そもそもそれで食べてくれるかは不明。冷水でしっかり手を冷やしてから触るのが無難。
皮膚には毒があるが、普通に手を洗えば大丈夫。

掃除
体表面の毒や、湿度を高く保つ必要があることから菌が繁殖しやすい環境にある。ケージは壁面や土替え・水換えを含めて常に清潔に保つ。

販売
哺乳類や爬虫類とは異なり、対面販売の義務はない。

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