BSレイダックRD1000
シングルピボットブレーキ、シマノ600のブレーキシューが明らか無交換で硬化していたので交換しました。
この手の自転車でデュアルピボット化する事例がありますが、私はそこまでしなくても良いと思います。昔、70年代のランドナーを所有していましたが、その時のワインマンのシングルピボットは余裕でジャックナイフするくらい効いていました。
大抵の場合、シングルピボットが効かない要因はオーバーホールやスプリング調整、適切なセンター出しのほかシュー交換で解決します。あとは、キャリパー側の精度が悪くシューのトーインが狂っている場合があるので、トーイン調整式のシューにするかスチール製ならキャリパーを曲げるなどで解決します。
そうでない場合はサンキュッパ特有の各パーツの品質の悪さが原因であって、シングルピボットということに問題はありません。
(私がただの趣味ユーザーならそんなことは考えなくてよいのですが、一応プロの自動車整備士なので、こう色々と分析したくなる性分なのです。)
デュアルピボットはシューの動きが左右対称のため効き始めはガツンと効きますが、絶対的な制動力は構造上たいして変わりません。デュアルピボットもデュラエースから安物まで過去に所有していたので悪くないことも知っていますが、そのへんは単に制動特性が違います、という程度の違いです。
シングルピボットのオーバーホールおよび組立時のピボットのプレロード調整はデュアルピボットより簡単なのですが、もはやロストテクノロジーって感じですよね。
余談ですが、バイク用のバーエンドを付けてみました。これはやってみたって感じで、実際どうなのかは長距離乗ってみて検証します。
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